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2006/4/28
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手塚 紗掬 (てづか さきく) コラム02:手塚さきくの『ラブボンな一日』
Profile:手塚 紗掬 (てづか さきく)
2002年、麻雀暦若干1年にして初代女流雀王位を獲得、新進気鋭の女流プロとして注目を集める。見た目オトナシメだが、実は大胆不敵。
麻雀に関しては、常に攻撃的な戦略を好む(「でも、最近は守りも覚えました」本人談)。好きな手役はその時の気分で変わるが「今は一気通貫」。渋谷宮益坂のLOVE2ボンバー(ラブラブボンバー)専属で、同店に週5で勤務している(主に昼番)。1980年3月3日生まれの24歳。今後が最も期待される女流プロだ。日本プロ麻雀協会所属。
About Column

注目の若手女流雀士、手塚紗掬プロが在籍するLOVE2ボンバーでの日常をお伝えするこのコラム。麻雀の話だけでなく、日頃の紗掬プロの素顔が読めるのは、ナビジャンコラムだけ!!

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第1回 「ドンジャラは得意だったんです・・・」

初めまして、LOVE2ボンバーの手塚紗掬(日本プロ麻雀協会所属)です。今回、リニューアルした「ナビジャン」でコラムを担当させて頂く事になりました。その時々にあったことを色々とお話ししていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

私が勤めるLOVE2ボンバーも、早いものでオープンから4年が経ちました。私の場合、本格的に麻雀を始めたのがお店に勤めてからだったので、私の麻雀ライフも5年目に入ったことになります。

お店に勤めるまで、麻雀については家族でたまにやっていた程度。それも、役も点数計算も知らないで、ただ並べているだけ、みないた感じでした。フリーのお店なんてもちろん行ったことはありません。LOVE2ボンバーに入ったのも、麻雀に興味があったというよりも、“オープニングスタッフ募集”って言葉に惹かれたからなんです。なんだか面白そうじゃないですか、スタートからのお店って。

スタートの時は、「皆なで1からお店を作っていこう!」って雰囲気だったので、それが楽しかったですね。内装なんかも自分たちで材料買ってきたりして。麻雀はオープニングまでの1カ月間になんとか形だけは覚えました。本を片手に持ちながら麻雀してました。

ただ、麻雀はやり始めると本当にハマッてしまいました。麻雀打つのが楽しくて、楽しくて。半年とか1年くらいは、ほとんど休まずお店に出てました。全然苦にならなかったんです。それより「早く麻雀打ちたい」って気持ちの方が強くて、その期間は月に1回位しか休んで無かったんじゃないでしょうか。仕事が終わってからもお店でフリーで打ったりしてましたもん、私。

負けました…やっぱり最初は。恥ずかしい失敗もいっぱいしてましたよ〜(苦)。でも、私すごく負けず嫌いなんですよね。それである時、お客さんに麻雀のことで色々言われて…。私、負けず嫌いじゃないですか。“売り言葉に買い言葉”じゃないですけど、「じゃぁ、私が麻雀プロになったらどうする!」みたいな感じになって、受けたんです。
プロ試験を。お店に入った時もそうですけど、結構“勢い”で受けちゃいました。幸運にも、1回で試験をパスすることができました。それがお店に入ってから1年経ったくらいの事です。

ちょうど私が協会に入った年に「女流リーグ」が始まったんです。そこで、いきなり
優勝することができました。「初代女流雀王」ということで結構注目して頂いたみたいで、それからは、雑誌の取材に来て頂いたり、スカパーの「モンド21」に出演したり、麻雀店にゲストに呼ばれたり、大会に呼ばれたり…と、お店以外でのお仕事が急に増えました。今は、第3期女流雀王位の予選が始まっています。前回はタイトルホルダーとして挑みましたが、今回はチャレンジャーの立場です。私自身、思い入れの強いタイトルですから、「必ず獲る!」という意気込みで挑みたいと思います!

今回は初回ということで、自己紹介のような感じになりました。最後に「最近印象に残った対局はありますか?」ということですので、最近あった事で私が絶不調から立ち直った時のお話をさせてもらいたいと思います。

私、結構好不調の波がはっきり出ちゃうんです。それで、10月は本当に調子が悪くて…最悪でした。好不調の見分け方ですか?それは、「ツモれるか、ツモれないか」それのみですね。調子が良い時は本当にツモれるんです!。リーチすればツモれる、ミスしても次でツモり返す。こういう事ができたりするんです、好調時は。
調子が悪い時の対応としては、少し我慢をするようにしています。以前は「悪い時も良い時も行くのみ!」みたいな感じだったんです。
でも最近は少し我慢することを覚えました。「行きたい」ところを少し我慢してみる。普段なら「リーチ!」と行くところをちょっと手変わりを待ってみる、という感じですね。そうして行くことで自分の調子を少しずつ上向きに変えていくようにしています。

それでは、お店でのある対局の時のお話です。局面は、ラス前で私はトップ目。親はトップも狙える僅差の3着。私の手牌はというと…、

 (ドラ  )

もちろん、四暗刻一向聴ですが状況的に大物は必要ない。ましてやドラが暗刻です。役牌もある。どんな形でもアガれれば十分の展開です。そうこうしているうちに、対面からあっさりドラソバの  が出ました。本来ならポンしてテンパイしたいところです。

でもこの時の私は絶不調。目先のアガリ、1回のトップを取るより、自分の状態を見定めるためにも、これをスルーしました。これまでも我慢を重ねてきたんですから!その成果を測る時だと直感したんです。
見逃した時点でこの後  が他家から出てくることは断念します。狙うは役満一本。それも、展開上  を引き入れることが理想です。
すると、同順の私のツモが何と  !私は確信しました。
「これはツモれる!」。こういう時、私はダマでは待ちません。「もし親からリーチがかかったら、  を落として回る」などは論外です。「相手の手を止める」意味でもリーチに行きます。

結末は思ったより早くやってきました。次順  を引き入れ、「リーチ一発四暗刻ツモ」。続けて大三元もツモアガリして、私は再度、好調の波に乗ったのです。今の私ははっきり言って手ごわいですよ(笑)!
「タラ」「レバ」は禁物ですが、もしあの場面で  を鳴いていたら、不調からの脱出はもっと遅れていたかもしれませんし、直後の大三元はなかったかもしれません。鳴いても十分という時に、
敢えて我慢してみて大きな収穫を得ることができた、という典型的なケースでした。

それにしても、自分の手筋を解説するなんてハズカシイ限りです。麻雀については本当に、勉強しなきゃいけないことが山ほどあると思っています。今はまだ、発展途上。これから少しずつ、自分のスタイルを作って行きたいと思っている今日この頃です。


[手塚紗掬さんと麻雀が打てるお店]
LOVE2ボンバー渋谷本店LOVE2ボンバー横浜店 (近日オープン予定)

このコラムは、ほぼ月1回のペースで更新します。当コラムへのご意見・ご感想はコチラまで。
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